世界の海と国とを寸断していく生命体《深海棲艦》に対処すべく生み出された、人間側のシステム──《艦娘》。
ごく普通の、人間の少女から選抜され、育成される彼女たちに与えられるのは、誇り高い《艦娘》としての《名前》、そして名誉だけ。
引き換えに、過去も家族も思い出も、本来の名前さえも、少女たちは捨てなければならない。
それが《ご奉公》だから。
それが《艦娘》だから。
昭和から平成にならなかった世界で、「普通の女の子」は《艦娘》として育っていく。
赤の他人同士の、他愛ない《姉妹》ごっこに、おしまいの日が来るまで。
2016年1月17日(日)砲雷撃戦!よーい!二十三戦目
E-21「NO TITLE」
・A5サイズ・二段組/本文64ページ
・会場頒布価格:500円
・書店委託:とらのあな
原作:艦隊これくしょん
妙高型メイン、《那智》候補生が《那智》になるまでの物語。
この世界の《艦娘》は、すべて「普通の人間の女の子」から選抜されます。クローンでも○○でもない! 平和!
《艦娘》は、《深海棲艦》が出る海域までは護衛艦とかで運んでもらうので水上スキーで延々移動とかはしないよってどこかに書こうと思ってたのに、なんだかころっと忘れてたのでここに書いておきます。
世界観こじらせ系+オリジナル設定強めです。いわゆる提督無双はないです。むしろ(以下略)
タイトル元ネタ、今回はカズオ・イシグロの『わたしたちが孤児だったころ』ですが内容的にはかすりもしてない。
もふもふ。